Q、調律に適した時期 『つゆ時は避けたほうがいいですか?』
雨が続いたりすると響板が持ち上がって音程が上がり、冬の暖房などによる過乾燥で音程が下がることがあります。
温度変化によっても狂いが出ます。特に左手で弾く音域辺りは顕著で、暑くなると下がり、寒くなると上がります。
つまり、せっかく調律したてのピアノでも、その後に大幅な温度や湿度の変化があると、気になるほど音程が狂うのです。
このことは、私たち調律師が最も気にしていることの一つですが、最近は建物の断熱や、エアコン・除湿機・加湿器などの普及で、お部屋の温度湿度をコントロールすることが出来るようになり、ピアノのコンディションが安定してきました。
さて、調律に適した時期を考えると、コンディションの良くなったピアノの一年に一度の調律の場合、温度湿度が平均的な春や秋が良いでしょう。
しかし、長い間調律していないピアノなど、まだ良い状態になっていないピアノの場合、分解掃除や基本メンテナンス、そしてタッチや音色の調整など盛り沢山な作業があること、また調律後も季節の変化以上に不安定なので、春・秋に限らず思い立った時にご連絡頂くのが良いと思います。
また、虫や湿度・ネズミの害も心配なので、長年放置せず、気になった時は、すぐに調律をご依頼ください。
故障がちなピアノは、故障しやすい時期にきちんと修理しておくと、一年中気持ちよく弾けるようになります。
♪ うんと喜んでいただけるようにがんばります。お気軽にご相談ください。
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