♪ 鍵盤の拭き方 → 硬くしぼったタオルなどで拭きましょう。
力の弱い人は洗濯機の脱水を利用してください。
タオルの水分が、鍵盤の汚れを浮かせ、埃も吸い取りやすくします。
注意1:鍵盤をシリコンクロスなど艶出し剤の付いたもので拭のはNGです。指が滑ってしまいます。
注意2:シンナー・マニュキアの除光液は超NG。除菌アルコール&アルコール系の濡れティッシュもNGです。
ご参考になれば・・・
※時々油性マジックなどで「ド レ ミ ・・・」と音名が書かれた鍵盤を見ることがあります。
・ 油性マジックを消したい時、私はピカール(ホームセンターで購入)などの研磨剤でこすって取っています。
・ シールなどを剥がしたいときは、中性洗剤をつけてプラスティックのヘラや定規などで剥がし、タオルにつけた研磨剤でこすって取っています。
・ 鍵盤ハーモニカ等の油性マジックやシールの場合も同じようにすると、鍵盤を傷めることなく取る事ができます。
♪ 外装の拭き方 → まずは硬くしぼったタオルで拭きましょう。
ピアノがあまり汚れていないうちは、ポリッシングクロスなどでも綺麗な状態が保てますが・・・
少し汚れが目立ってきたら、 鍵盤同様、湿ったタオルで拭くと、埃や手垢などが取れやすいです。
水分を含んだタオルで拭くのを心配される方が多いですが、 塗装面は水分を吸い込まないことと、カラ拭きよりも傷がつきにく、綺麗に拭き取ることができます。
※たばこのヤニや台所の油汚れなど、汚れのひどい時は、食器用中性洗剤を少し含ませてもOKです。
埃や汚れが取れたら、外装用艶出し剤(ユニコンやピアノシャイミーなど)を付けて拭き延ばすと、艶が出て汚れや埃も着きにくくなります。(※艶消し塗装のピアノは艶出し剤は使えません)
※ ピアノは、部屋の湿度の高いのが大の苦手ですが、湿ったタオルの水分がピアノのコンディションに影響することはありません。
注意:アルコール系の濡れティッシュやシンナー・除光液などはNG!です。
PIANOピカピカ大作戦 もどうぞご覧ください。
♪ お部屋の湿度に十分気を配ってください。(ピアノも夏場の高温多湿が苦手)
ピアノに適しているのは、私たち人間が過ごしやすいのと同じくらいの温度と湿度です。(例:25℃&55%)
夏場はエアコンの冷房や除湿で湿度を下げると、ピアノの良いコンディションが保たれます。
また、暖房による過乾燥にも十分注意しなければなりません。エアコンの暖かい風が直接ピアノに当たらないように気をつけましょう。(響板に割れが入ることがあります)
※除湿や加湿のし過ぎにも注意しなければならない場合があります。
ぜひ温度湿度計もご参考に、エアコン・除湿機・加湿器をうまく使っていただき、どんどん良いピアノにしていってください。
梅雨時や夏の注意 もぜひご覧ください。
♪ また、定期的な調律も普段のお手入れ同様たいへん重要です。
ピアノ調律の際の診察によって、温度湿度による不具合も判りますので、適切な対策もアドヴァイスさせていただいています。
♪ みなさんが気になっておられる事柄もぜひお聞かせください。
♪ うんと喜んでいただけるようにがんばります。お気軽にご相談ください。
岡本芳雄 090-8984-3434(定休日なし 電話受付 8:30~21:00 ) okamotopiano@nifty.com
ピアノ調律・整調・整音 オーバーホール (有) 岡本ピアノ工房 兵庫県西脇市西脇57番地 0795-22-2434