♪ ピアノ椅子の種類や高さは、よく気にされますが、さらに気をつける事があります ♪
☆ピアノの椅子を調整すると、もっと弾きやすくなりますよ ♪
◎1 ピアノ椅子は、大まかに分けると、3種類。
◎2 高さだけでなく、前後位置や傾斜のことも・・・
ピアノ椅子選びや設置位置を考えてみましょう。
◎1 ピアノの椅子の種類は??
- 「丸椅子」: 昔よく流行っていた、座面をくるくる回して高さを調整するタイプ。
これは腰が安定しないのと、ひっくり返りやすいので、あまりお勧めできないけれど、保育所・幼稚園などでは重宝されています。今では日本製のものがなくなりましたので貴重になりつつあります。 - 「背もたれ付き高低自在椅子」: ワンタッチで高さが調節でき、いろんな背の高さの人が使うピアノ教室や発表会には特にお勧め。
背もたれの部分は、上下調節のための金具が取り付けてあります。演奏する時にもたれる人はほとんどありません。
値段は高いけどYAMAHA製のものがしっかりしていてたいへん長持ちしていますよ。 - 「背もたれのない高低自在椅子」: 現在はこれが主流。高さの調節は両サイドのハンドルを回して行う。ひんぱんに上下させたい人には不向き。
安価なのは避け、木製脚で上下機構がしっかりしたものを選びましょう。
◎2 ピアノ椅子の高さ・前後位置・そして前後の傾きに十分気をつけて!
- 「高さ」: もちろん『一番弾きやすい高さ』がよいのですが、普通に鍵盤に手を乗せて、『ひじの高さが鍵盤と水平』になるくらいが基本です。
パワフルに弾くタイプの人は、ひじが高め、小さい音をよりコントロールして弾くタイプの人は、ひじが低めになってる傾向があります。 - 「前後位置」: 少なくとも『ひじの位置がお腹より前』にあること。
大きな音も小さな音も出しやすい、ちょうどよい椅子の前後位置を探してくださいね。ペダルの届きにくい頃は、足台や補助ペダルがあるといいですね! - 「前後の傾き」: これに注意を払って調整している人は、『さすが!』 (※見過ごしがちです)
太ももの下側が痛くなったことはありませんか?『前が少し低い』とうんと弾きやすくなりますよ!!
どのくらい?は、脚の長さと好みの問題もありますが、椅子の前脚の長さが5ミリ短いだけでもうんと弾きやすかったり、長時間の練習も疲れにくかったりします。
後ろ脚のキャップの中に何かつめたり、床傷防止のフェルトを貼ったり、思い切って前脚をノコギリでちょっと切ってみるのもたいへん効果的。
椅子の高さを調節したあとに、ひざの位置が座面より低い人は、ぜひ見直してみてくださいね!
♪ しっかりしていてデザインもいい、イタリア製やドイツ製の椅子もあります。
ぜひ、ピアノの椅子をもうひと工夫してみてください! ちょっとした心配りで、益々ピアノを弾くのが楽しくなりますよ。
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